映画『ＷＥＮＤＥ２ 未来へのアプローチ』完成
２０２１年１２月に、再生可能エネルギーの創生・普及に向かう住民主体の取組みに焦点をあてた映画『ＷＥＮＤＥ 光と水のエネルギー』が制作されたのにつづき、『ＷＥＮＤＥ２ 未来へのアプローチ』が制作されました。
今回の『ＷＥＮＤＥ２』は、気候変動対策として普段とりあげられるＣＯ２削減に焦点をあてた「緩和」策に対して、気候変動によって現実化する自然災害などさまざまな問題に備える「適応」策に焦点をあてたものになっています。
「適応」策では、一人一人のくらしとともに、地域でどのような問題がおきるのかを考え、対策を考えていくことが重要です。この場合、地域の地球温暖化対策関係者とともに、地域の防災関係者など、地域ぐるみの取組みがもとめられます。また、学校教育や社会人教育などを通じた住民の意識啓発が不可欠です。
映画では、杉山範子・名古屋大学大学院環境学研究科特任准教授のお話を軸に、各地の取組み事例が数多く紹介されています。
このほど、この映画の完成披露上映会が京都市内で開催されました。高垣博也監督のあいさつにつづき、映画が上映され、その後、関係者のスピーチが続きました。
これからこの映画の上映運動がはじまりますが、多くのかたにこの映画を見ていただき、持続可能な地域を作り出すために何ができるかを考えていただければと思います。
映画『ＷＥＮＤＥ２』についての問合せは京都映画センター（ＴＥＬ０７５－２５６－１７０７）まで。